クラシック音楽コンサート撮影|高画質・高音質な映像収録|過去の事例をもとに

2020年よりクラシック音楽コンサートを専門としたライブ配信事業を展開してきた私たち音楽家のための会員制サロン Salon d’Art サロン・ダールですが、2022年に入りクライアントの皆様からご要望をいただくこともあって『コンサート収録』事業の実績も増えてきました。

先日駒澤大学吹奏楽部様の定期演奏会の収録を行う機会がありましたので、その事例も参考にしながら私たちの行うコンサート収録の概要や強みをお話ししたいと思います。

コンサート収録実績

まずはじめにこれまで当サロンで行った収録(配信は除く)実績をいくつかご紹介したいと思います。

コンサート収録実績

コンサート形式で行われた公演の映像収録としては、

  • オーケストラ収録(歌手ソリスト4名によるオペラガラ+ピアノコンチェルトのコンサート)@紀尾井ホール
  • 駒澤大学吹奏楽部定期演奏会(吹奏楽部のコンサート収録)@駒澤大学記念講堂

を行いました。

映像作品制作実績

続いて、映像作品(非公開のものも含む)としては、

  • 音楽団体木管5重奏映像作品収録
  • 音楽団体金管5重奏映像作品収録
  • 室内楽団体映像作品収録
  • 財団様のプロモーションビデオ作成

などの音楽団体様を中心としたプロモーションビデオの映像作品制作も行いました。

*上記のほか、オーディション用の録音も行っておりますが今回は実績としてカウントしていません。

クラシック音楽 “専門”としての映像撮影・収録5つの強み

続いで、私たちがクラシックのコンサートを専門として収録・撮影を行っていることの強みを5つに分けてご紹介したいと思います。

1.圧倒的に「音」にこだわった録音

コンサート等を映像撮影・収録することができる会社はいくつもあり、私たち音楽家のための会員制サロン Salon d’Art サロン・ダールは、この業界にあってまだまだ新しい事業者です。

そんな中、私たちにご要望いただく際に最も多いご要望の一つが「音楽的に質の高いものをお願いします」というお声。

私たちに依頼くださる音楽家の方々は“クラシック音楽のことをよく知っている人にお願いしたい”という希望をお持ちの方が圧倒的に多くいらっしゃいます。

Salon d’Art サロン・ダールにおけるコンサートの配信や撮影・収録おいては事業開始当初より「音を大切にする」ことを最も重要だと考えそういったお声に応えてきました。

収録に関わるスタッフの多くが東京藝術大学卒などで現役で活躍する音楽家でもあり、スタッフ自身が「音」に精通していることで、クラシック音楽としての“自然な”音づくりを心がけており、一般的な映像業者に対する「強み」にもなっています。

また、出役としての目線をスタッフも持っていることで、お客さま(=奏者)にとっても“良い音で録ることがいかに大切か”への理解につながっており、「音」を一番大切にした姿勢を評価していただいています。

音響エンジニアとの提携

具体的にどういった形で高音質なクラシックコンサートの録音を実現しているかについても少しだけお話ししたいと思います。

通常、コンサート映像の撮影・収録を業者に外注した場合、そういった業者の多くが「映像専門」だったりします。

(*逆にCDなどの高品質な録音を依頼するのは「録音専門」の業者です。)

その結果、多くのコンサート撮影業者は「映像」については確かなノウハウや専門的な機材を持っているのですが、こと「音」に関しては別部門となってしまっていることが多く、結果ホールが貸し出しているような常設の3点吊りマイク(例:ステレオマイク2本)を使った録音のみになってしまうといったケースも少なくありません。

しかし、私たちSalon d’Art サロン・ダールが行うコンサート映像撮影・収録は先述の通り“クラシック(音)に特化している”ことが最大の強みですので、この業界にしては珍しく、複数本でのマイクも増設してそれらの音を混ぜ合わせ(ミックス)て収録する形を取って収録に臨みます。

そのようなハイクオリティな録音を行うためには映像撮影業者に加えて録音専門の業者を入れる必要があるのですが、主催者から見ればやりとりする業者が増えてしまうだけでなく、費用的にも負担が大きくなってしまいます。

Salon d’Art サロン・ダールで行う「コンサート撮影・収録」では、本来であれば別途外注する必要があるプロの音響エンジニアとも提携することで一つの事業者でありながら「高音質×高画質」のコンサート収録を行なっています。

関連記事

音楽家にとっても重要な要素である「音」に関して、録る側の方からのお話をお聞きしている本連載シリーズ。 当サロンのライブ配信事業に全面的にアドバイスをいただいいるサウンドエンジニアの元木一成氏に執筆いただいています。 前回の記事は[…]

“題名のない音楽会”や“クラシック音楽館”といった、テレビ等の収録でも用いられるような複数マイクによるセッティングで収録を行うことで、ホール常設のマイクのみではなかなか実現することの難しい高音質で立体感のある音づくりを可能にしています。

多様な編成に対応したクラシックに定評のある音響機材(マイク)

音響エンジニアの方と提携が実現していることで、専門的な知見からの機材選びも可能となり、クラシック音楽を専門にしている私たちから見たマイク機材の選択にもこだわっています。

ウィーンフィルのニューイヤーコンサートなどでも使われてきた信頼のデンマーク音響メーカーDPA-4006Aをメインマイクに据えつつ、オーケストラから室内楽、吹奏楽まで編成に応じてマイクを適宜使い分けています。

ヒビノインターサウンド株式会社が輸入するDPA Microphonesマイクロホンの製品情報。DPA Microphon…

 

2.主催者との入念な打ち合わせによるスコアリーディング(前後2回)

私たちのコンサート収録における強み。2つ目は、「主催者との入念な打合せによるスコアリーディング」です。

これは、主催者様からの「希望のカメラスイッチング(切り替え)」を実現するために必要な過程で、主催の方(指揮者の方等)と実際に収録する楽曲のスコアを読み込みながら「どの楽器の映像が欲しいか」等について入念な打合せをさせていただき収録を行います。

(*もちろんスケジュールの都合等で事前の打ち合わせが困難な場合には、責任をもって「音楽家として自然な映像作成」に向けた準備(香盤表の作成等)を行います。)

また、コンサート収録後は「ラフ映像」を一度お作りしたうえで、主催者の方との実際に映像を見ながら打ち合わせを行う場を設けて、最終的な「映像スイッチング」の確認を行うことでより希望に沿った音楽的に自然な映像の完成を目指します。

クラシック音楽のコンサート撮影・収録は、簡単なようでかなり専門的な分野です。

  • 各楽器をどのような画角に収めるのが自然なのか
  • 楽曲分析(アナリーゼ)に基づいたスイッチングとは何か
  • クラシック独自の語法や習慣

など、いくら良い機材と映像撮影技術があっても一朝一夕には実現できない部分が少なからずあります。

映像収録会社のコンサート映像やYouTubeに公開されている多くの映像を見てみると「なぜ今この楽器を映しているのだろう?」という映像も意外と少なくありません。

一方、「ウィーンフィルのニューイヤーコンサート」、「NHKのクラシック音楽館」、「東急ジルベスターコンサート」、最近では「ショパンコンクール」など私たち音楽に精通する者から見ても「圧倒的に素晴らしい映像」もあり、 “音楽のことをわかっている人が編集したかどうか”が最終的な映像の完成度に大きく影響すると感じます。

私たちサロン・ダールが行うクラシックコンサート収録では、主催者様に「音楽的な映像」としてご満足いただけるような映像づくりを心がけています。

3.YouTubeなどでの公開・保存に適した4K撮影・収録に対応

少し専門的な話になりますが、これまでコンサートの撮影・収録といえば「DVD納品」が一般的でした。

私たちも実際に過去DVDにして納品させていただいたこともあるにはあるのですが、近年ではオーディションやコンクールの映像もYouTubeへのアップロードが推奨されるなど、DVD需要は減少傾向です。

また、DVDという記録媒体は現在一般的になってきた映像規格に比べると「低解像度」なメディアです。

下記に参考の画像を載せていますが、昨今動画サイトの配信映像やテレビなどでスタンダードになりつつある「フルHD」や「4K」といった映像の規格に比べるとDVDの映像はかなり粗い映像になってしまうことがおかりいただけると思います。

*大画面でDVDを見る場合は、それだけ“元の映像を引き伸ばした映像”を見ることになり画像が粗くなります。

参考:DVDの解像度を上げて画質向上するのは可能ですか?

動画をインターネット(クラウド)保存する時代

手軽に家庭用のプレーヤーなどで楽しむことのできるDVDは非常に便利な記録媒体ではありますが、YouTubeなどの動画プラットフォームが身近になったことで、今は

誰でも気軽にインターネット上に動画を保存しておくことができる時代

になりました。

例えば、Youtubeに「限定公開」しておけば、URLを知っている関係者はいつでもどこからでも携帯やパソコンで動画を見ることが可能です。

そして、こういったインターネット上の動画プラットフォームは「4K」さらには「8K」といった高画質な動画規格にも順次対応しているため、必然的にDVDよりも高画質な映像を残すことができることが可能となりました。

4Kに対応していない映像業者もまだ多い

かつてDVDを専門としていた映像業者の場合だと、カメラ等の撮影機材や編集するための機材が4Kにまだ対応していない等の理由から、4Kをはじめとした高画質映像での納品に対応していないという場合もあり、少しでもコンサートの映像を高画質で残したいと思っている場合には注意が必要です。

その点、私たちサロン・ダールが行うクラシックのコンサート映像撮影・収録は、元々ライブ配信を専門(ライブ配信は「フルHD」以上が基本です)にしていることもあって、

  • 4Kでの高画質収録
  • 動画プラットフォームにアップロードできる納品形式

といった高画質やメディア対応しているため、動画プラットフォームに高画質で公開しておくことで、TVなどでもYouTubeに繋いで大画面で高画質にコンサート映像を楽しむといったことも可能です。

(*もちろん上記の高画質映像に加えて保存用のDVDを作成して納品することも可能ですので、詳しくはご依頼時にお気軽にご相談ください。)

先述の通り、もともとは「音」に特化したコンサート配信を行なっていたのですが、さまざまなコンサートに携わる中で、私たちスタッフも綺麗な映像に「ハッ」と感動することも増えました。

せっかくコンサートを収録しようと考えておられるのであれば、DVDだけではなくより綺麗な映像をインターネット上に残しておくこともおすすめです。

4.クラシックに精通したカメラマンチームとの提携

私たちサロン・ダールではこれまで100公演を超える各種リサイタルや室内楽の公演から、オーケストラや吹奏楽などの大きな編成まで様々なクラシックコンサートの映像配信を行ってきました。

その際、声楽のコンサートであれば声楽に精通したスタッフ、管楽器の場合は管楽器に精通したスタッフ…といったように、コンサートの内容に合わせて最も「奏者の気持ちがわかるカメラマン」を配置しています。

その上で、より「芸術的な映像」を希望する場合であれば『音楽家→クラシック専門のプロカメラマン』という異色の経歴(クラシックのコンサートを撮ることにおいてはこれ以上ないかもしれません。)を持った提携のカメラマンに現場に入ってもらって撮影することもありました。

もちろん、毎日一つの会社で同じチームとして現場に出向き収録をしていることの強みもあることは間違いないのですが、それぞれが第一線の現場で独立したフリーランスとして活動している人が案件に応じて現場に集まり、チームとして動くことで「クリエイティブ」な面ではより素晴らしいものができると思っています。

クラシック音楽に特化しつつ、それぞれが現役の音楽家やカメラマンとしてフリーランスかつプロフェッショナルとして活動しているスタッフと提携しているからこそ、公演内容に合わせた最適な撮影チームを提供することが可能となっているのです。

 

5.都内の提携ホールの利用が可能

これはリサイタル等の比較的小規模なコンサートに限られてしまうケースですが、サロン・ダールには都内に提携していただいているサロンホール(50~100人規模)やスタジオがございます。

コンサートや収録規模、映像内容(例えばインタビュー動画の撮影などプロモーション色の強い作品の撮影の場合等)によっても変わってきますが、そういった提携ホールであれば、正規料金よりもお安くご紹介できますので、ご希望の場合には、会場の手配まで含めて一貫してお引き受けしております。

 

音楽家目線で。「映像作品」としてコンサートを残す意味

ここ数年、新型コロナウイルスの影響もありクラシックのコンサートを配信・収録することが、1つのスタンダードになりつつあります。

聴衆からすれば配信映像を通して会場に行くことができなかったコンサートを楽しむことができるという便利な面があると思いますが、アーティスト自身にとっても

自分のコンサートを映像作品として残しておくことができる

ということは、非常に有意義なことだと感じています。

これまで一回限りだったコンサートをきちんと記録(コンサート録音は今までは「ライブ録音」という一部の一流アーティストだけの特権でした。)することができたり、手軽に高品質な音楽映像を残して名刺代わりに活用できるといった点で、

  1. プロモーションビデオ的な役割を持たせた「高品質(高画質・高音質)」な映像作品収録
  2. コンサートの「熱量」が伝わる映像

どちらも、アーティストにとって価値ある資産になるのではないでしょうか。

誰でも手軽に「映像」を発信することができるようになった時代だからこそ、自身のコンサートや演奏を“いい音”と “いい映像”で残すことの意味も非常に大きくなっていると思います。

私たちの提供するクラシックコンサートの映像撮影・収録事業では、そんなアーティストの皆様の素晴らしい音楽作品づくりの一端を、私たちサロン・ダールがクラシック音楽家専門の事業者として担っていければと願っております。

お問い合わせ

想い

音楽家のための会員制サロン Salon d’Art サロン・ダールは活動理念として「音楽家を幸福にすることで音楽家の力を最大にし、音楽家の力で社会を幸福にする」を掲げて活動を行なっております。

コンサート収録についてもできるだけ多くの音楽家の方にご提供したいと考えており、コンサートの様子を高画質・高音質で収録しご自身で発信していただくことで、音楽家の活動を支えていきたいという想いがあります。

不要なコストやオプションはカットした上でなるべく予算をおさえたプランでのご提案を行なっておりますので、まずは一度ご相談ください。

ご予算

詳しくはご依頼後ヒアリングを行いマイクセッティング・カメラ台数等を踏まえてお見積もりをさせていただいておりますが、コンサート収録の費用目安は下記の通りです。

  • サロンホール等でのソロリサイタルの場合:5万円〜
  • オーケストラ・吹奏楽の定期演奏会の場合:12万円〜

*会場を当方にてご紹介した場合の会場費は別途

ご依頼までの流れ

クラシックコンサートの撮影・収録をご希望の場合(お見積り含む)は、下記よりお問い合わせください。

その際、可能な範囲で構いませんので下記事項についてお知らせいただけますとお見積もり等スムースにさせていただくことが可能です

  1. 楽器編成
  2. 公演日時
  3. 公演会場(決まっていれば)
  4. 内容(リサイタル・定期演奏会など)
  5. 音声のみ or 映像つき
  6. 納品方法(CD、Youtube用データ等)
  7. その他ご要望等

クラシック音楽のコンサート撮影・収録をご希望の方は下記よりお気軽にお問い合わせください。

 

>Salon d'Art サロン・ダール会員

Salon d'Art サロン・ダール会員

様々な会員コンテンツをお楽しみいただくことができるSalon d'Art会員(月額500円)のお申し込みはこちら。会員は「スペース」や「各種サービス」を会員料金で利用でいるほか「オンラインサロンへの参加」が可能になります。

CTR IMG