人と一緒に演奏する、ということ〜ドイツにいながら日本での公演を成功させるには〜|山口徳花(チェロ) Part5
こんにちは。チェリストの山口徳花(のりか)です。 前回の記事を『次回は、私にとって最も大切な作曲家であるベートーヴェンについて、彼の生まれ故郷ボンの風景とともにお送りしたいと思います。』と締めたにもかかわらず、その後ボンを訪れる予定が飛んでしまったた […]
こんにちは。チェリストの山口徳花(のりか)です。
前回の記事を『次回は、私にとって最も大切な作曲家であるベートーヴェンについて、彼の生まれ故郷ボンの風景とともにお送りしたいと思います。』と締めたにもかかわらず、その後ボンを訪れる予定が飛んでしまったため、今回はボンの写真は載せられなくなってしまいました。申し訳ありません。
ですが、ベートーヴェン関連の記事というスタンスはそのままで、今回は私がこの夏に開催した日本ツアー「Duo Axia ベートーヴェン・ツィクルス vol.2」について書きたいと思います。
私は2017年から、ピアニストの伏木唯さん(現在、大分県立芸術文化短期大学助教・東京藝術大学非常勤講師)と共に「Duo Axia」として年に1〜2回の頻度で演奏会を開催しています。結成当初は2人ともまだベルリン芸術大学の学生だったこともあり、専らベルリンの小さなサロンで演奏していました。
その後少しずつ活動範囲を拡げ、2020年にはスタジオピオティータ(東京・杉並区にあるサロン)の「レジデントアーティスト」となり、日本での活動にも力を入れ始めました。
——————
ここから先は会員限定記事となっております。これより先はSalon d’Art会員登録を行なった上でお読みください。
主な内容は、
こんにちは。チェリストの山口徳花(のりか)です。 前回の記事を『次回は、私にとって最も大切な作曲家であるベートーヴェンについて、彼の生まれ故郷ボンの風景とともにお送りしたいと思います。』と締めたにもかかわらず、その後ボンを訪れる予定が飛んでしまったた […]
日本でも昨今個人事業主を筆頭に多くの業種でだいぶ認知されるようになってきた「フリーランス」という働き方。 しかし、長く「会社に雇われて働く」ことが一般的だったこともあってか、フリーランスの社会保障制度はまだまだ整備されていないのが現状です。 そんなフ […]
音楽家にとっても重要な要素である「音」に関して、録る側の方からのお話をお聞きしている本連載シリーズ。 当サロンのライブ配信事業にも全面的にご協力いただいいるサウンドエンジニアの元木一成氏に執筆いただきながらお届けしております。 前回の記事はこちら 関 […]
音楽家にとっても重要な要素である「音」に関して、録る側の方からのお話をお聞きしている本連載シリーズ。 当サロンのライブ配信事業に全面的にアドバイスをいただいいるサウンドエンジニアの元木一成氏に執筆いただいています。 前回の記事はこちら 関連記事 サウ […]
新型コロナウイルスの影響を受け、クラシック音楽業界にも今やすっかり定着しつつある「ライブ配信」。 音楽家のための会員制サロン Salon d’Art サロン・ダールでも「Live Concert」事業としてこれまで100公演以上の公演をラ […]
クラシック音楽の土壌は日本と西洋できっと違うとは思いつつ、具体的には一体どこがどう違っているのか。 コロナ禍で渡独を決めたチェリスト山口氏に「私がドイツで活動を決めた理由」をテーマに全3回にわたってお届けしてきた本シリーズ。 最後となる今回はドイツの […]
バッハ、ベートーヴェン、ブラームス。日本人音楽家からすれば憧れの「クラシック聖地」とも言えるドイツのコロナ禍での音楽事情は一体どうなっているのか? 当サロンの活動開始とともにさまざまな企画をご一緒させていただいたチェリスト山口徳花氏が現地の音楽事情や […]
音楽家のための会員制サロン Salon d’Art サロン・ダールの配信コンサートで昨年から《Sing Song SALON》シリーズに企画出演してくださっているバリトン歌手の堺裕馬氏が2021年5月に開催される二期会のニューウェーブオ […]
こんにちは。チェリストの山口徳花(のりか)です。 サロン・ダール会員の皆様の中には昨年から3回にわたって出演させていただいた「Solo Bach Project」で演奏をお聴きくださった方もいらっしゃるかと思います。その節はご視聴いただきありがとうご […]
音楽家への道はとても競争の厳しい世界で、常に自分との闘いです。 そんな厳しい環境でどれほどの音楽家が自分の心と向き合い、心の声に耳を傾け、労わることができているのでしょう ? おそらく多くの音楽家が悩み、苦しみ、時には病んでしまうことさえあると思いま […]