“文化芸術活動の継続支援事業”の概要と申請サポート説明会のお知らせ

この度音楽家のための会員制サロン Salon d’Art サロン・ダールでは、サロンメンバーであるメゾ・ソプラノ歌手成田伊美様からの発案で『“文化芸術活動の継続支援事業”申請サポート説明会』を開催することにいたしました。

下記にその主な内容をまとめさせていただきますのでぜひご一読の上、申請サポート会へのご参加も検討ください。

*音楽家向けに一部文言をわかりやすく変更した箇所があります。

文化芸術活動の継続支援事業

概要

“文化芸術活動の継続支援事業”は、文化庁が行っている芸術家の支援事業の一つで、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて活動および生活が難しくなっている音楽家(個人・団体)が行う事業に対して係る費用の支援を行う支援事業です。

新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、舞台芸術等の活動自粛を余儀なくされた文化芸術関係団体においては、今後、一層の感染対策を行い つつ、活動の再開に向けた準備を進める必要がある。そのため、文化芸術 関係者・団体に対して、直面する課題を克服し、活動の継続に向けた積極 的取組等に必要な経費を支援し、文化芸術の振興を図る。(参考:文化庁「文化芸術活動の継続支援事業」

対象者

A)一般的なフリーランス
…一般的な活動を行うフリーランス。申請手続きが簡単。

B)先進的なフリーランス
…動画収録・配信による活動発信等、発展的取組を追加して行う意欲のあるフリーランス。

C)小規模団体
…法人格を持つ団体。もしくは、令和 2 年 6 月 1 日現在で団体設立後 1 年以上の文化芸術活動実績をもち、次の1から3について明記されている定款もしくは定款に類する規約等を有している団体。

1 団体の意思を決定し、執行する組織が確立されていること
2 自ら経理し、監査する等の会計組織を有すること
3 団体活動の本拠としての事務所を有すること

支援金額

文化芸術活動を行う上で必要となる様々な経費を文化庁が2/3(条件を満たす場合は3/4)負担してくれます。

上限金額とそのために必要な全体経費は、

A)一般的なフリーランス →20万円(全体経費が26万円以上であれば上限額20万円を支援)

B)先進的なフリーランス →150万円(全体の経費が200万円以上であれば上限額150万円を支援)
*ICT(インターネット技術)を活用した経費が1/6以上ある場合は全体の経費183万円以上で上限額150万円を支援。

C)小規模団体→150万円 *共同申請の場合は一者につき上限150万円

 

対象となる経費

下記のような経費が対象となります。(特に音楽家に役立ちそうなものは太字にしています。)下記の内容からも自分自身がきちんと「必要です」ということが言えれば対象経費として認められることがわかります。

1 .「活動計画」の実施に必要な経費を支援

① 国内外の観客、参加者等の回復・開拓

・ 過去の公演の動画配信
・ 活動実績をまとめた冊子の作成、配布
CMやPR動画等の制作、配信
・ チラシの作成、配布 等

② 活動の継続・再開のための公演・制作方法等の検討・準備・実施

・技芸の研鑽のための自主稽古
・技能向上を目的としたリサーチ
・技能に関係する資格取得
・活動再開のトライアル公演
動画配信サイト等を通じた無観客等公演
・インターネットを活用した技芸の研鑽のための共同稽古
・会員向け相談窓口の設置、HPの開設等

③ 雇用契約の明文化等の経営・ガバナンスの近代化

雇用契約案の作成、電子化
会計処理に関する講習会の参加
会計システムの近代化
・行政手続き等に係る書類作成のノウハウ習得

2.新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドラインに即した取組に対する経費

・感染症対応のための研修会
・感染症対応に配慮した作品、演出の企画・検討
・公演実施に係るマニュアルの作成
・ 感染症対応のトライアル公演
・消毒その他の感染症対応のための取組 等

※1 教室運営に係る経費は、文化芸術の公演・制作に直接携わる個人が主催する教室で、当該経費が全体経費の過半数(1/2)を 超えない場合に限り支援対象となる。
※2 補助対象経費として、賃金、諸謝金、旅費、借損料、消耗品費、会議費、通信運搬費、雑役務費 を想定。

事業の実施期間

実施期間:令和2年2月26日(水)~10月31日(土) ※ただし、団体が行うトライアル公演については、12月6日(日)まで延長が可能

*トライアル公演とは?…新型コロナウイルスの影響をうけた音楽家が今の難しい状況に対して行う“意欲的な公演”のことを指すようです。

事業の申請期間

9月12日(土)10:00 ~ 9月30日(水)17:00

 


“文化芸術活動の継続支援事業”申請サポート説明会

音楽家のための会員制サロン Salon d’Art サロン・ダールでは音楽家の方々の“文化芸術活動の継続支援事業”申請をサポートする目的で説明会を行います。

全二回に分けて開催し、第一回では申請の概要や「自分にはどの区分で申請した方が良いのか」ということに関して取り上げ、第二回では実際にご自身でも申請書類を作成していただいた上で不明な点を共有、解決する内容でお届けいたします。

日時

①第1回 9月13日(日)10:00~12:00 〜申請の概要と自分に合った申請区分〜
②第2回 9月20日(日)10:00~12:00 〜申請を行う上での疑問点の共有と解決〜
*第一回と第二回では取り上げる内容が異なるため可能な限り両方の説明会への参加をお勧めします。

実施方法

zoomにて行います。申し込みいただいた方にZoomの招待コードをお送りいたします。

費用

無料。ただしSalon d’Art会員登録をお願いいたします。会員登録は下記よりしていただけます。

講師

成田伊美 Yoshimi Narita -メゾ・ソプラノ

東京音楽大学卒業。現在桐朋学園大学大学院博士課程在学中。二期会会員。

第28回宝塚ベガ音楽コンクール声楽部門第1位、兵庫県知事賞受賞など受賞多数。2015年二期会ニューウェーブオペラ「ジューリオ・チェーザレ」ではタイトルロールに抜擢され各方面から注目を集めたのは記憶に新しい。またベートーヴェンの「第九」やモーツァルト「レクイエム」他「東京・春・音楽祭」や「大野和士こころふれあいコンサート」などソリストとしても活躍している。2020年に音楽を愛する人を繋ぐ活動「sqUare(スクエア)」を立ち上げ、コロナ禍で苦しむ音楽家のサポートをしている。

今回の文化庁文化芸術継続支援事業については積極的に勉強会に参加し、更に芸団協の大和氏と何が必要か相談し、多くの音楽家の申請サポートを行っている。

【「sqUare」公式HP】 https://square0523.amebaownd.com

 

お申し込み方法

「“文化芸術活動の継続支援事業”申請サポート説明会」への参加をご希望の方は、Salon d’Art会員登録をお済ませの上、下記「お申し込みフォーム」よりお申し込みください。「お申し込みフォーム」はこれより下記の部分にあり、会員登録をお済ませの上でログインすることでご覧いただけます。

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